高校数学ティーチャーKouのブログ

高校数学を基礎の「キ」から学ぼう!

いったいどっち??「必要条件と十分条件」を一瞬で覚えて使いこなす方法とは (第18回)

こんにちは

 

前回までは地頭のことやメンテナンス、

数学全体での考え方についてお伝えしていました。



今回から、具体的な学習法

について触れていきます。



皆さんは何で躓きましたか?

 


・集合と論理?
・数と式?
・対数関数?
微積分?

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(なにやら難しそうな対数関数)


序盤で最も躓く人が多い分野が

集合と論理からの確率です。

しかし理解すれば、サービス問題

と思えるほど簡単です。



今回は集合と論理のネックである

「必要条件と十分条件

についてお伝えします。



まずこれらの言葉は、

2つの命題AとBがあった時に

互いの関係を述べるのに使います↓



・AはBの必要条件
・AはBの十分条件
・AはBの必要十分条件
・AはBの必要条件でも十分条件でもない

こんな感じです。

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どっちがどっちか分からないあなた!



絶対に定着する覚え方があります



命題A:テストで80点以上を取る
命題B:テストで50点以上を取る

Q:AはBのなに条件でしょうか??

A:十分条件です。

 

 

十分条件「厳しい方の条件」です。
80点以上の方が50点以上より厳しいです。



そして覚え方は、

80点以上を取るには50点を取ることが必要
50点以上取れてて80点以上も取れれば十分

です。言葉の感覚に落とし込みましょう。

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東京大学に合格できれば十分すぎます)


この、

条件が厳しい方がもう一方の十分条件

というのを覚えているだけで、

命題の問題は魔法のように解けます。



では「AならばB」が成り立つとき

BはAのなに条件でしょうか?



さっきの例に当てはめてみましょう。

「80点以上ならば50点以上」ですね。

つまりBの方が条件が緩いので、

BはAの必要条件となります。



ここがしっかり分かれば

命題が3つでも4つでも簡単です!



このツを掴めば一気に伸びますが、

全く伸びずに捨てる人が多い分野です。



しっかり点を取りましょう!

実はサービス問題です!

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(明らかなサービス問題)


では今すぐ、最後に

実際に問題を解いてみましょう!!

 



「会員制クラブに入るには

会員からの招待が必要で、かつ

会員からの招待があればクラブに入れる」

としたら、

P:会員からの招待がある
Q:クラブに入れる

PはQのなに条件でしょうか?

(答え合わせは次回します!)



ご覧いただき、ありがとうございました。

 

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