数IIIを選択する人に向けて!逆関数の有無が10秒で分かる方法!(第33回)
について学びましたね。
今回は、数学で最も重要な部分の一つ
関数(始域や終域が数である写像)の
始域や終域が逆写像の存在に影響する
ことを学びましょう。
例えば2次関数は
普通は実数から実数への写像としています。
しかし定義域を実数全体とすると、値域
(定義域に対応した終域側の要素全体の集合)
は以上の実数です。
始域も終域も実数全体にすれば
は全単射でないので
逆関数は存在しない
となっていました。少し条件を変えて
同じ関数でも、
始域:以上の実数
終域:以上の実数
と制限したらどうでしょうか?
(始域も終域も以上なので軸もその範囲のみ描く)
この場合、は全単射
(=始域の要素と終域の要素が1:1対応)
なので逆関数を持ちます。
こんな感じで始域や終域(考える範囲)を制限
すると、逆関数が存在するかも変わります。
(なお、高校の教科書では
始域と定義域、終域と値域
が混合して使われています)
数IIIで逆関数の問題が出たときは
始域と終域に注意しましょう!
これを踏まえて問題です ↓
3次関数について、
始域:
終域:
とした場合は逆関数を持つでしょうか?
答え合わせは次々回します!
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次回(第34回):教育実習から学んだこと、
高校生に伝えたいこと
〜あなたにバラ色のキャンパスライフを〜